料理初心者が初めて選ぶ基本調理器具と使い方 料理歴30年のクッキングパパが解説

料理始めたい人
料理を始めようと思うんだけど、どんな道具を揃えたらよいか分からない

こんなお悩みにお答えします。

この記事で紹介する道具を揃えれば、初心者でも必要最低限の道具がキチンと用意できて、道具の使い方も覚えて上達のための練習メニューも覚えることが出来ます。

私はプロではありませんが、幼少の頃から料理が好きで、30年以上ずっと続けてきた料理男子です。

この記事ではこれから始める料理初心者が揃えるべき最低限の道具13点と、おすすめ調達ルート、更に使い方のコツや練習のためにうってつけなメニューを紹介していきます。

初心者が用意すべき必要最低限の道具

キッチン

さっそく本題に入っていきますが、その前に調理器具の調達をどこでするかと言う話ですが、ネットショップで調達ももちろんできますが、私がオススメする方法とは、可能なものはホームセンターなど店頭で実際にモノを触って確認する、と言う事です。

特に気を付けたいのがサイズ感ですね。

例えばフライパンは、実際に持ったときに大きすぎると重いし扱いにくい、小さすぎると量が間に合わない、などの問題がおきます。

慣れてきたら各種サイズを揃えてもいいのですが、今度はかさばる、と言う問題もおきます。

もちろんネットショッピングは便利なので以下の記事の中でも紹介しますが、触れるものは出来るだけ触って確認した方がいいに越したことはないので、参考にしてみてください。

包丁

  • おすすめの種類:三徳包丁
  • 特徴:あらゆる食材に対応した万能包丁
  • お値段:だいたい2000円~4000円くらいのものが無難

初心者がとりあえず用意すべきは、コレですね。ステンレス製がおすすめです。

サビにくく、手入れもしやすい。もし切れ味が落ちても、ちょっと研ぐだけで簡単に切れ味が戻ってきます。

100均でも入手できますが、切れ味がカナリ微妙なので、それなりのものを選んでおくことをおすすめします。(私も数本100均で買ったことがありますが、どれも全然切れないですね)

よくある白い包丁はセラミック製で、切れ味もよく軽いのですが、欠けやすく研ぎにくいので初心者にはおすすめできません。

他にも包丁は色々な種類があり、切れ味も用途もさまざまです。

※写真は三徳包丁(上)と、ペティナイフ(下)

ペティナイフは、果物ナイフと思ってもらえればOKです。小回りが利くのであると便利。

まな板

  • おすすめの種類:プラスチック製の抗菌まな板
  • 特徴:文字通り衛生面に優れています
  • お値段:1000円~2000円くらい

これも100均で入手可能ですが、薄かったり硬かったりして包丁を痛める原因にもなるので、100均まな板はおすすめしません。

これもサイズ感が重要なので、お使いのキッチンに合う大きさのものを選んでください。

サイズ感さえ合えばネットショッピングでもOKです。

ちなみに私は木製のまな板を使っていますが、値段もそれなりにするので最初はプラスチック製で十分だと思います。

木製のまな板は包丁の刃当たりが良く滑りにくいので初心者にも使ってもらいたいところですけどね。金銭的に余裕があれば木製を選んでください。安くても2500円前後はします。

フライパン

  • おすすめの種類:テフロン加工 サイズは21cm~28cm
  • 特徴:テフロン加工されていれば、調理がカナリ楽になります
  • お値段:2000円~5000円くらい

フライパンや鍋については必ずホームセンターへ足を運び、サイズ感を見る事をおすすめする調理器具です。

なぜなら、実際に手に取ってもらうとわかりますが、意外と重いんですね。

実際持ちながら調理する事もあるものなので、自分が持てるサイズを選ぶことをおすすめします。

ちなみに私は26cmのものを使っていますが、家族5人分のパスタを作る分には十分な大きさです。

サイズと重さ感がつかめたら、ネットで買っても問題ありません。私は以下のフライパンを別の記事で紹介しています。

実際に私が使っていて、使い勝手も寿命もいい感じです。

1つ注意が必要なこととして、ガス火専用とIH兼用があるので、ご自宅のコンロを確認してご購入ください。

  • おすすめの種類:ちょっと大き目な両手鍋 ステンレス製が無難
  • 特徴:サビにくく、保温性が高いのがステンレス製
  • お値段:2000円前後

これは100均では入手が難しいと思いますが、小さい雪平鍋(アルミ製の方手鍋)なら100均で買った経験があります。

作りたい料理にもよると思いますが、簡単に野菜やパスタを茹でる程度ならこれでも十分。

カレーや煮物を作りたいなら、それなりの物を選ぶことをおすすめします。

菜箸

  • おすすめの種類:木製の自分のサイズに合ったもの 長さは30cm
  • 特徴:滑りにくく、扱いやすい
  • お値段:100円~

100均でも十分です。こだわりがあるなら1000円くらいのものもありますが、私も100均の物を長く使っています。

良く先端が折れたり焦げたりしますが、私は気にならない・・(ズボラ?)

100均のトングもあるので、あわせて準備しておくと使いやすいです。

忘れがちですが間違いなくあると便利なツールですので、何かしら用意しましょう。

おたま、ヘラ

  • おすすめの種類:浅型、ナイロン製が無難だが、何でもいい
  • 特徴:丈夫で扱いやすく、安い
  • お値段:100円~

おたまの種類も本当にピンキリで100均から数千円するものまで様々ですが、ぶっちゃけ100均でも十分使う事ができます

もちろん、こだわりがある方はそれなりの物を選べばよいと思います。何せ種類だけでも深型・浅型・穴杓子・横口・カンロ杓子・スプーン型・中華鍋用などなど、実に様々な種類があるのですが、それぞれ用途がある程度絞り込まれたもの。

何か特別な料理を主に作る、と言うわけでもなければ、100均のおたまで事足りますが、ないと困るので用意しておきましょう。

ボウル、ざる

  • おすすめの種類:大小1組ずつあると便利
  • 特徴:ステンレスでもプラスチックでも問題なし
  • お値段:100円~

これも100均で十分用意できます。

数があった方が何かと重宝するのですが、最初は大小1組ずつあれば十分です。

ピーラー

  • おすすめの種類:T字型
  • 特徴:動きがスムーズ
  • お値段:100円~1500円くらい

いわゆる皮むき器ですが、初心者の内は皮むき作業が意外と手間取るので、ピーラーが1つあるだけでかなり助かります。

皮むきは扱いを間違えるとケガをするので、安全性の高いものを選ぶことをおすすめします。

ちなみ私が以前使っていたのは以下のピーラーです。(今はタテ型を使ってますが、初心者には扱いにくいので・・)

計量カップ、計量スプーン

  • おすすめの種類:500ml程度の多種単位に対応している者が理想
  • 特徴:cc、合、g、カップ、などいろいろな計測単位に対応している
  • お値段:100円~2000円くらい

こちらも100均でもありますが、いくつかの測定単位が測れるだけでもだいぶ楽になります。

計量単位が換算できれば100均でも十分ですが、初心者の内はホームセンターで実際に物を見て購入することをおすすめします。迷ったらグラム、CC表示があればOKです。

なお、計量カップ、計量スプーンは初心者の内ほど必須アイテムです。

なぜなら初心者ほどレシピ通りに作らなければ上手くいかないからです。

経験豊かな方なら感覚で調味料の量を調整できますが、それは何度も計量をしてきて感覚が体に染みついているからこそ。初心者のうちは素直にレシピを見て測りましょう。

ふきん

  • おすすめの種類:マイクロファイバータイプ
  • 特徴:吸水性が良く、万能に使える
  • お値段:300円~500円

100均でもありますが、出来ればこれはホームセンターでの購入をおすすめします。

理由は、ネットでもありますが、もともとそんなに高価なものではないので、近所のホームセンターで購入した方が安上がりになりやすいからです。

ふいんは用途を変えて複数枚持っておくことをおすすめします。(例:食器ふき用、台拭き、レンジ回りのそうじ用など)

調理器具の目的と使いやすさ

料理は段取りが9割とも言われており、道具の準備もまさにこの9割に入ります

上記で紹介した道具は基本的なものですが、用途や目的を誤るとかえってケガのもとになったり無駄な工数を使ってしまったりします。

その理由は、シンプルに扱いやすさ=工数に影響するからです。

例えば、ピーラーは皮むきですが、皮むき工程を初心者が包丁を使って行うと、結構時間がかかると思います。しかし包丁に慣れた人が扱えば皮むき作業は「余分な果肉も削ぎ落してしまう」道具にもなりかねないので、ピーラーは薄くスライスするための道具になり得ます。

なので、買う前に何を目的にするのかを明確にしてから判断するのが良いでしょう。

ある程度レシピを決めてから道具を買いに行くというものでも問題ありません

あると便利だけど後回しにしていい調理器具

上記で紹介した以外にも便利な道具はいっぱいありますが、必要に応じて買い足していけばよいでしょう。

以下に紹介するものは、参考までにご覧ください。

バット

トレイの事ですね。お皿でも代用できるので、すぐに用意する必要はありません。

とはいえ、100均でも売っているので2,3個あってもいいとは思います。

かさばるので収納の注意が必要です。

ふるい

お菓子作りやパンを作る時に必須となるアイテムです。

私も最初はこんな工程必要か?と思う事もありましたが、実際にやってみると粉が固まるような現象「ダマ」はわりと厄介な存在なので、あった方が上手にできます。

場所もとるので、お菓子やパンを優先して作る場合に限り購入をおすすめします。

ハンドミキサー、ハンドブレンダー

料理頻度が上がってから購入しましたが、これはあれば超便利です

ハンドミキサーもブレンダーもそれぞれ2000円~5000円で購入できますが、初心者の内はあまり使う機会はないと思います。

しかし、お菓子を作る場合は必須と言ってもよいでしょう。

特に生クリームやメレンゲを作りたいときには重宝します。

イメージとしては、ハンドミキサーは泡だて器、ブレンダーはすり鉢の代わりだと思えばOKです。(以下の写真参照 左がブレンダー、右がハンドミキサー)


 

調理器具をケガなく上手に使い慣れるまでのコツ

初心者の内に最も怖いことが、このケガですよね。

特に包丁や火の扱いには十分注意が必要です。

しかしいつまでも怖がっていては料理できないので、意識しておきたい事を簡単に説明します。

刃物を扱う場合

  • 扱うときは刃を手とは反対方向へ向ける
  • どうしても刃を手の方に向ける場合は、刃の動線がご自身の一部と重ならないようにする
  • 「猫の手」をマスターしよう

特に硬いもの、滑りやすいものを扱うときは意識して刃の動線を手から外しましょう。

火、熱を扱う場合

  • 火を扱っているときは目を離さない
  • 熱いものを持とうとしたときに重いと感じたら、一旦その場に戻す
  • 熱源の扱いが終わっても、その場所に物や手を近付けない

火を扱う場合のリスクは火災とやけどです。熱をかけているときはもちろん、火を止めてからもしばらくその場所は熱いという認識を外さないようにしましょう。

そんなの当たり前じゃないか、と思うかもしれませんが、意外と忘れやすかったりするものなので、努めて意識するようにしてください。

料理器具の扱いに慣れるまでのコツ

道具の扱いに慣れるには、同じ工程を繰り返し練習することが早道です。

これは経験上の話ですが、例えばキャベツの千切りを覚えようとしても1回や2回やった程度では上手くなりません。

何回も同じメニューを作る工程の中でキャベツの千切りを作り、徐々に体に覚えさせることが最も早い道です。

私は今でこそ餃子の餡に使うキャベツの千切りを30分くらいで出来ますが、最初はそれだけで倍以上の時間がかかっていました。徐々に慣れて今に至るわけです。

もちろん、プロにやらせたら私のスピードなんてヘナチョコだとは思いますが、それだけ毎日同じ工程を繰り返しているから上手い訳で、上手になりたければ練習あるのみです。

料理を上達させるためのオススメレシピ

扱う道具も揃ったはいいけど、では今後何をして上達をしていけばいいの?と思った方に、私が実際に作ってきたメニューを紹介します。

それぞれのメニューでどんな項目の習得が期待できるかも書いていきますので、参考にしてみてください。

パスタ

ースの塩加減や麺の硬さを体感する練習になります。

パスタを茹でるときは、表示時間のちょっと前がアルデンテのコツなんて聞いたことありませんか?

キッチンタイマーを使って茹で上がり1分前を目安に、実際に鍋から1本取って食べてみましょう。芯が残る感覚を体験することで、アルデンテに仕上げるコツを習得できます。

また、一人暮らしの時にはコスパが良いんでよく作ってました。材料も腐りにくいものが多いので、練習にはうってつけのメニューです。

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トマトソース

あると何かと便利で応用が利くメニューなので、覚えておいて損はありません。

ピザのベースに、パスタソースのベースに、その他ポトフやグラタンなど、様々なシーンで使う事が出来ます。

このメニューで習得できるものは、味の濃淡管理です。塩加減だけでなくコクを出す為に砂糖を少し足してみるなど、レシピにない冒険をしてみるにはちょうど良い素材です。

「玉ねぎをあめ色に炒める」なんて工程もここで体得できますよ。

パスタソースについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

■ 簡単に出来る手作りパスタソース5選 基本ソースの動画付き

野菜炒め・チャーハン

男性がカッコいいところを見せるには、これらの調理をサクッと作れる事でしょう。

鍋を振る「あおり」動作を練習できます。こればかりは動画を見ながら何回も練習するしかないと思います。意外と難しいですよ。

カッコつけだけでなく、炒め物が上手に出来るポイントは、強火でサッと作るというところにあります。

中華料理のレストランでは炒め物を注文すると、ものの数分で出てくる印象はありませんか?

あれは中華レストラン特有の高火力と鉄鍋を最大限に活かした調理法で、超火力でサッと仕上げているからなんです。

高火力かつ短時間で仕上げると、野菜の水分が飛ぶことなくジューシーに仕上げられるので、あの手法が用いられています。

鉄のフライパンや鍋について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

■ カッコイイ料理男子は鉄鍋を振れ

親子丼

煮物、、ではないのですが、ダシと調味料を合わせた「割り下」を作る工程がある料理です。

煮物を作るときはこの割り下と合わせるダシがポイントです。

親子丼は鳥のダシと割り下をちょうど良い味加減で仕上げる上に、肉が固くならないようにある程度時間制限のある調理方法なので、上手く作れるようになれば他の料理にも十分応用が利くようになります。

餃子

多少手間はかかりますが、手作り餃子を上手に作れるようになれば初心者卒業といってもいいのではないでしょうか、と勝手に思っています。

必要な工程は、キャベツの千切り、ネギの刻み、挽肉のコネ、調味料の合わせ、餡の包み、餃子の焼きと、わりと工程が多めの料理です。

いろいろと練習になるのでおすすめです。お子さんがいらっしゃる家庭では、一緒に作っても楽しいですよ。

レシピは覚えてしまえば簡単で、かつ私が作ったレシピは中途半端なチェーン店の餃子よりははるかに美味しいと自信があるので、ぜひ試してみてください。

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まとめ

料理初心者への基本調理器具のおすすめから練習用のメニューまで紹介してきましたが、改めておさえておきたいポイントは以下の通りです。

  • 調理器具はホームセンターなどで手に取って確認をする
  • 実際に手に取って馴染みそうなものを選ぶことで失敗は減る
  • どんなものを作るか決めてから道具を買っても遅くない
  • 料理前の準備は入念に「段取り9割」の中に調理器具の準備も含まれる
  • ケガには注意して、各器具の扱いに慣れましょう
  • 上達するためには1点集中で同じ工程を練習すると効果的
  • 練習も兼ねて楽しく料理し、工程の意味やコツも体得しましょう

約30年ほど料理してきて思う事は、やはり誰かに美味しいと言ってもらえると嬉しい、と言う事ですね。

最初は兄弟に食べさせるところからのスタートだったので、一人暮らしを始めてからの料理は自己満足の味気ないものでしたが、徐々に工程や意味を知る事で楽しくなっていきました。

家庭を持った今では、子供たちに美味しいと言ってもらえることが何よりの幸せです。

初心者からでも練習を積み上げていけば誰でも上手に料理できるようになると信じていますので、この記事がお役に立てたなら、ぜひ練習を続けて料理を上達させてください。

これを読んでくれたあなたの料理ライフが素晴らしいものになりますように。